橋本病の症状

橋本病は慢性甲状腺炎とも呼ばれており、体内の甲状腺ホルモンが減少する病気の事です。甲状腺が全体的に腫れるのが橋本病の症状です。軽症の場合は、甲状腺の腫れだけですむのですが、物忘れや無気力感、居眠りや疲労感が見られるようになると病状が進行しているといってもよいでしょう。また、この症状はうつ病と間違えやすいので注意が必要です。さらに悪化した場合は、むくみや言葉のもつれ、体重増加や便秘などの症状が見られるようになります。

橋本病の原因

橋本病の原因は、自己免疫の異常です。しかし、何がきっかけで起きてしまうのかという事は分かっておりませんが、甲状腺組織をある種の自己抗体が異物と判断して破壊される事で起きるとも言われています。また、家族内に集積する傾向があります。いくつかの遺伝的素因と環境因子が複合的に影響して発症される為、単純な遺伝性疾患ではないようです。

妊娠中に橋本病と診断されたら

橋本病に妊娠中になってしまった場合、甲状腺ホルモンの服用をしなければいけません。この甲状腺ホルモンを服用する事で、胎児に影響を与える事もなく、出産後の授乳にも差し支えありません。逆に甲状腺ホルモンを服用しないと、甲状腺機能が低下してしまう為、胎児の脳神経系の発達に悪影響を与えてしまいます。ですから、早めに受診し専門医の指示に従い自己判断で薬を中止したりしないようにしましょう。

橋本病とバセドウ病

橋本病とバセドウ病の違いは、甲状腺ホルモンが多すぎる病気がバセドウ病で、逆に甲状腺ホルモンが少なくなるのが橋本病です。橋本病とは、全体的に老け込んだようになってしまい、身体が冬眠のような状感じになり、うつ病や更年期障害に間違われる事があります。バセドウ病とは、安静にしていても走り続けているような激しい動悸に襲われ、不整脈を引き起こしてしまい、眼球が突き出すような感じになります。この二つの病気は正反対のようですが、自己免疫疾患という共通点があります。

橋本病について

橋本病は、1912年に九州大学の外科医橋本策博士が、ドイツ医学雑誌に世界初の病気として論文を載せたことから橋本病と名づけられました。この病気は、女性がかかりやすく年齢も20歳代後半~40歳代までが多いようで、男性の20倍にもなると言われています。自分の中の甲状腺臓器を異物と認識して攻撃する為、甲状腺ホルモンが減少していき、甲状腺が腫れてきます。特効薬は現時点ではなく、完治も難しい為特定疾患に指定されていますが、命にかかわる疾患ではありません。

2012年02月04日の良い言葉
人生は道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。byベーコン
23時45分30秒更新